僕がカラリストを選んだ理由~episode Ⅰ~
まずは、この記事を書く機会をくれた、岩屋さんはじめカラリストの皆さんが繋いできたカラリストリレーに、感謝。
おかげさまで、2016年カラリストとして11年目に突入した年の瀬に、初心を思い出し、改めて身の引き締まる思いです。
バトンを受けてからというもの、いろいろ思い出しながらひたすら書き進めていたら、僕の美容師になるきっかけやら、迷える大学生and専門学生時代、そして今までのカラリストとしての活動と、かなりの大作、とーっても長ーいものになってしまい、自分で書いたにもかかわらず、まとめることに手こずり、その扱いに困ってしまう始末で。
ですので、まずは、僕とカラリストという存在との出会いを中心にepisode Ⅰとして公開いたします。
どうぞ最後までお付き合いください。
僕の美容室デビューは、中学生の頃、友人に連れられて行った、地元の小さな美容室でした。
その美容室で出逢った、美容師さんやその仕事・その空間への憧れが、その後の僕の人生を決めるわけですが、その話はまた別の機会に。
ある日。いつものようにカットしてもらっていた時のこと。
「髙橋くん、カラリストって知ってる?カラーリングを専門的に職業にしてる人。カラーってケミカルとかあって難しいけど、高橋君、向いてるんじゃないかなぁ。」
カラリスト、色を扱う仕事、そこで初めてカラリストという存在を知りました。
そして、へぇ~面白そう~。その時、直感的にそう思ったんでしょう。
僕はすぐさま行動に移します。昔から知的好奇心はとても強かったもので。
たまたま、その店で扱っているプロダクトがダニエル・ギャルビンのもので、そこからイギリスのヘアカラーの文化について調べ、さらにパリ、ニューヨーク、ロサンゼルスといった世界のヘアカラー文化を調べていきます。
当時まだインターネットで調べられるものも限られていたので、映画や音楽、カルチャー誌やファッション誌などいろいろな媒体から情報を得ていました。
『なるほど。海外でカラリストはとても人気のある職業で、なくてはならない仕事として認められているんだなぁ。』
その歴史や活動を知れば知るほど、面白そうだし、何よりあまりメジャーじゃないマニアックな世界が楽しそうでいい!!という思いから、高校生のこの頃にはすでに決心していました。
『将来はカラリストになろう!!!』
同級生にも、そう宣言していた・・・らしいです。
僕もはっきりとした記憶がないのですが、その後imaiiに入社してから、モデルで来てくれた高校の同級生に「あの頃からの夢叶えたね」って言われたんですね。素敵な話w。
ですから、きっと当時からカラリストになるって言ってたのでしょうね。
結局ぶれませんでしたね、相変わらず頑固です。
しかし、この頃の僕は今思えば、まだまだ知らないことだらけ。
なんせ、カラリストになるためには海外に行かなければいけないと本気で思っていました。
週に数回、英会話教室にも通っていましたしね。
とにかく、なぜだか、日本に目がいかなかった。なぜだかわかりませんが。
そんな僕のカラリストへの道がより明確に、はっきりした出来事が、とある日。再び地元の美容室にて、ある意味、衝撃的な事実が。
「高橋くんと同じ中学出身で、カラリストやってる人がいるよ。imaiiの中村太輔って人。知ってる?」
いやいや、存じ上げません!存じ上げませんよ!!
なんせ、「カラリスト=海外にしかいない⇒海外で働くしかない」
とい考えていたくらいですから。
それが、「カラリスト=日本にもいる⇒日本でもカラリストとして働ける」
に変わったわけです。これはデカい!衝撃的な展開です!!
僕にとってはカラリストになりたいわけで、別に海外で働きたかったわけじゃなく。
しかも、日本人の丁寧で繊細な技術が好きだったので、いくら日本の美容が遅れていると言われようが、その技術でいつか世界をうならす!!!くらいには思っていたので。
ヤッター日本でカラリストになれるー!!!と、嬉しくなったわけです。
当時、インターネットは普及し始めたばかり。
でも、中村さんはいち早くブログを開設し、いろいろな情報を発信していました。
僕はガチ読者でしたね。だって中村さんが買っていた自分で作る迷路みたいなやつ、僕も買いましたもん。懐かしいです笑。
そんなわけで、僕が日本でカラリストになるきっかけの一つが、imaiiの中村太輔であるということ。これは、ご本人にも話したことがないかも、本邦初公開かな。
憧れていた人が、僕をカラリストとして育ててくれた師匠の一人であるわけで、改めて思うと感慨深い。幸せ者です。
こうして、僕はカラリストという存在と出会い、カラリストに興味を抱き、目指すようになるわけです。
それからも紆余曲折ありました。高校卒業し、大学へ進学し、専門学校へ進み、imaiiへ入社し、カラリスト人生をスタートさせることになりますが、その辺の話も、また別の機会に(2回目)。
そして、以前からよく質問される、
「どうして、カラリストになろうと思ったのですか?」
に対して、いつも僕が答えている内容、それこそまさに、カラリストを選んだ理由だと思いますが、それについては次回の記事episodeⅡにて、詳しく触れていきたいと思います。
読んでいただき、ありがとうございました。
次回もまた、お楽しみに。
imaii colorist 髙橋拓也
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