JHCA スーパープレゼンテーションを終えて(1)
先日、JHCAスーパープレゼンテーションが行われ、
僕も、imaiiのステージで、発表させていただきました。
その内容をもう一度振り返りながら、さらに詳しく説明したりしながら、
(やっぱりライブで話した内容ですので、抜けちゃったところもあったりするんです。)
より深く考えていこうと思います。
何回かの連載になるかと。いやはや、それくらいしっかり考えましたよー、ということで、
少々お付き合いください。
今回、イベント全体のテーマが「HighLight Magic」。
ハイライトによって、お客様の髪をより洗練された美しい髪に。
ハイライトによるヘアカラーデザインのトレンドを創造すること、
そして、ヘアカラーの未来に対して、明るい展望も込めたステージが多かったと思います。
このテーマを主にしながら、imaiiのステージでは、裏のテーマとして「Re-Build」というコトバを掲げました。
このコトバに込めた思いは、今までの自分の技術や考え方を一度見直したり、また別の方向から見てみよう。
常識と思われていたことを疑うことだったり、逆にあり得ないと思われていたことに目を向けたり。
そうして、自分の創り出すヘアカラーや考えるデザインを再構築させよう。
そこに、それぞれの個性が再び輝き、そして、進化することができるのではないか。
NEXT STAGEへ上っていく為に、今よりももっと素敵なヘアカラーを創っていく為に。
そんな思いで、imaiiのステージを作り上げていきました。
今回のステージで見ていただいたデザインは、4者4様でしたね。
それぞれがそれぞれの特徴を打ち出す、全く別物のデザインたちでした。
しかし、その中で共通するところもありました。
僕と他の3人との共通点になると、
大倉さんの「ZURE」は、僕も色を一つずつずらしながら塗布していくところ。
尾崎さんの「毛先はあえて塗らずに残すローライト」は、僕もハイライトの間にわざと塗らない「すき間」をつくったところ。
戸田さんの「どこでかきあげても綺麗に出てくるハイライト」は、僕もいろいろな色を重ねて入れることで、髪が動いた時にまた別の色が出てくるようにしたところ。
というように、みんなで集まって一緒に考えたわけでもないけれど、お互いに共通するところが多くあって、そこに最初は驚きました。
しかし、これは必然の事です。なぜなら、
4人のカラリストとしてのスタートが、imaiiだということ。
これは、imaiiのベーシック技術とその考え方、さらにはimaiiの美的価値観や理念がそれぞれの美容技術の根底にあるから。
それをベースに、各々が特徴を出していき、それが個性となって、イロを作ってきました。
見た目も、作る色の印象も、それぞれ違っていくわけですが、
最終的に、imaiiらしいヘアカラーになっていくわけです。
そのことが、狙わずにして、今回また明らかになったということで、
これからもimaiiカラリストは、さらに強い集団になっていけると感じています。
自分たちの足元をしっかり見つめながら、前を向いて進化していくことができるだろうと、
そうして、日本のヘアカラーを引っ張るんだという心意気で、やっていくわけです。
そんな感じで、今回のimaiiステージの全体感からお話しさせていただきました。
ここから、さらに深くマニアックに、僕のデザインについて詳しく見ていきますが、
それはまた次回ということで。
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imaii colorist 高橋拓也
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