読書について
僕は、読書が苦手。
自らが読み進めないと進まないという、まぁ当たり前のことだが、
この単純なことに、飽きてしまう。
あれ、これってどういうことだっけ???
てな具合で、すぐに前のところへ戻ったりなんかして、一向に進まない。
そして、嫌になってしまう。
その点、映画は自分の興味関係なく、決められたペースでどんどん進んでいく。
いわば、そこに乗っかって観なければならない。
でも僕は、それが心地よかった。俄然、映画派。
とまぁそれは高校生時代までの話。
読書は今では、趣味のひとつにまで昇格。
本屋さんはとっても好きな場所のひとつで、いくらでもいられる場所。
では、どうやって読書嫌いから読書好きに変わったのか。
思い返してみて、これという理由を挙げるなら、次のふたつかな。
ひとつ。大学時代の友人との出会い。
彼は、話がとっても上手だった。
僕と同じ内容の話をしても、彼が話すとどんどん引き込まれていき、夢中になって聞き入ってしまう。
なぜだろう?自分と何が違うんだろう?
考えて気付いたことは、読書量だった。
彼は、よく本を読んだ。確かに、彼の話の中で表現される言葉の流れや間といったものが、
僕にはとても心地よく感じられた。そして、それは本を読み聞かされているような感覚に近いものだった。
それなら僕も、本を読もう!
彼みたいに上手に楽しく話ができるようになりたい。
きっかけなんてそんなものだ。
そんなわけで、友人たちに片っ端から好きな本や作家を聞き、借りたり買ったりして読んだ。
すると、人が薦めてくれる本だけあって、面白いわけです。
面白いものは、やっぱり一気に読み終えてしまう。当時はお金がなかったけど、時間はあったから。
なんだ僕も、本、読めるんだ~。くらいな感じで、抵抗感は無事克服することになる。
もう一つの理由。
それは好きな作家ができたこと。
その作家の作品は、出れば買って読むし、その為に本屋さんにも定期的に通うことになるし、
本屋さんに行けば、もちろん多くの本が並んでいて、
その中にはパッと見た感じが気になるものもあったりして。
特に、内容どうこうよりもタイトルと表紙のデザインには引っ張られますね、当たり前かもだけど。
レコード買ってた時のジャケ買いの感覚。
そうすると、また新たに好きな作家と出会えたりするもんで。
そんな感じで読書ライフは続いていく。
幸い、通勤時間の電車が長いので、僕の大切な読書時間となっている。
朝と夜。とても有意義な時間だ。
ちなみに。
最近読んでいるのは、
司馬遼太郎「世に棲む日日(二)」(二巻から貸してもらい、一巻は読まずに始めるという荒業)
ポール・オリバー「ブルースと話し込む」(もうすぐ終わる!)
本村凌二「教養としての世界史の読み方」(3回目になる)
そんなところです。
その時のテンションや気分で選びながら、同時進行で読み進めています。
どこかの機会で、本の紹介などもしてみようかな。
読書感想文とか苦手だったけど(笑)。
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